給水方式について

建物に水を送る方法は、水道の本管から直接給水する直接給水方式と、受水槽に貯水してから給水する受水槽方式と二種類があります。

直接給水方式の場合は、文字通り直接給水するのですが、場合によっては途中で増圧給水ポンプユニットを使用し、加圧してから水を送り出すこともあります。ビルや集合住宅等でよく見られる方法です。

受水槽方式の場合は、一旦受水槽に水を貯めこんでから圧をかけて水を送り出します。高置水槽方式、圧力水槽方式、ポンプ直送方式などがあります。こちらもビルや集合住宅等で使用される場合が多いですが、沖縄では一般家庭でも高置水槽方式が普及しています。

集合住宅では階によって、水道の水圧にばらつきがでることがありますが、それは給水方式の違いによって起きることが多いです。特に高置水槽方式の場合は、ばらつきが多く見られます。その場合は、水圧が弱い階には、増圧装置を設置する必要があります。最近では清掃の必要性等を考慮して、直接給水方式が増えてきています。