水系感染症について

 水系感染症は水を媒体として病原体が体内に侵入し、種々の症状を引き起こす疾患のことです。水道局などから直接給水される水道水は、水質基準に適合した安全な飲料水です。ただし安全な水道水であっても給水装置(止水栓,メータボックス,蛇口、等)や受水槽以下を通る過程で病原体が混入する可能性はあります。また水道水以外に井戸水や湧水・沢水を利用している場合は人間を含む動物の糞尿などで汚染されやすく、こうした水を飲んで水系感染症にかかる事例が多くあります。

 水を媒体にする感染症には病原細菌感染症(赤痢、腸チフス菌、コレラ菌、病原性大腸菌O-157、レジオネラ属菌)、病原ウィルス感染症(流行性肝炎ウィルス、伝染性下痢症ウィルス、)、寄生虫感染症(クリストスポリジウム、アメーバ赤痢)などがあります。

 コレラ菌は60度で30分以上、病原性大腸菌O-157は75度以上で1分間、クリストスポリジウムは60度以上で30分死滅します。多くの汚染事故を起こしている様々なタイプの病原大腸菌やカンピロバクター、赤痢菌などこれらの細菌は、塩素などで水をきちんと消毒していれば死滅します。

 アパートやマンションで貯水槽(受水槽や高置水槽)を使っている場合は、受水槽の掃除をしているか確認してみてください。10m3以上の水槽は水槽の掃除を1年に1度定期的に行うことが水道法で規定されています。またそれ以下の水槽でも管理は必要です。正直な話、受水槽清掃は大家さん(管理者)しだいの所もありますので、蛇口の水の色、濁り、臭い、味その他で異常があった場合は管理者に確認もしくは保健所に相談してみてはいかがでしょうか。また赤い色の水(錆水)緑色の水(緑錆)が出た場合は水道管に問題があることも考えられます。当社では水道管を錆が出ない管に変更する引き直し工事をしていますので気軽にご相談ください。